八ツ淵の滝

2014.08.10(Sun)

滋賀県高島市にある「八ツ淵の滝」

その名のとおり、8つの滝(淵)の総称で、日本の滝百選の1つです。以前訪れたものの、途中からルートミスをしてしまい、時間の都合で消化不良のままになっていた場所でしたが、月末に百選の最後の滝を見に行くに当たり、一番心残りの滝でもあるので、行ってきました。
訪問は、8月2日です。

<アクセス>
国道161号から県道286号に入り、ガリバー青年旅行村の看板に従って進みます。看板がたくさんあるので迷うことはないと思います。登山者用の無料駐車場のほか、少し奥にガリバー青年旅行村専用の駐車場(400円)があり、ここが起点となります。

<アプローチ>
yatubuti0
駐車場から歩き始めるとすぐ林道になり、ここから約10分で看板のある場所に出ます。だいぶ前はここまで車で入れたようですが、現在一般車両は進入禁止です。
ここからが遊歩道となりますが、実際には荒れた登山道です。土砂災害等のたびに荒廃が進み、前回は遊歩道(登山道)のみの利用でしたが、かなり変貌していて、ルートも遠回りになっていました。沢ルートは今回が初めてですが、こちらも1年前よりだいぶ荒れてしまったようです。

5分弱で「大擂鉢方面」「魚止滝・障子滝方面」の案内が出るので、ここから後者、沢のほうに下っていきます。
沢に出てから、上流に向かう(一度渡渉あり)と、最初の滝「魚止の滝」に着きます。駐車場からここまで約30分です。
どうやら土砂災害で形状が変わったようで、落ち口を巨岩が塞ぎ、チョックストーン滝となっています。
○魚止の滝
y-uodome

更に、左岸の道を高巻き、約10分で「障子の滝」です。
滝を見る場所は左岸の滝手前、中段付近からです。大きな滝ではありませんが、2段に落ちる姿はなかなか美しいです。
○障子の滝
y-syoji

ここから障子の滝前を越えるところが、一番の注意箇所だと思います。
以前はもう少し登りやすかったようですが、土砂災害の影響か、鎖場が足場ごと宙に浮いた状態になってしまい、新たにザイルが張られていて、これとアンカーを頼りに登りきってから、もう1つ先の突端まで跨ぐのですが、飛沫で濡れていることもあり、グリップの良い靴でないと苦労するかもしれません。

ここから梯子を登ってすぐ、「唐戸の滝」の下段が見えてきます(障子の滝直下から約5分)。
逆くの字の奥まった地形になっており、上段を見るには沢登りをしなければならず、通常は下段部分と、後は大擂鉢下流からの落ち口しか見えません(木が生い茂ってなければ木々の間から俯瞰可能)。
○唐戸の滝
y-karato

このあと、急斜面を登って遊歩道に合流します。鎖等が張ってありますが、使わなくても問題なく登れます。
唐戸の滝下段が見える場所から10分弱で「大擂鉢」に着きます。
八ツ淵の滝の代表的な滝として一般的に挙がるのが、貴船の滝と、この大擂鉢ではないでしょうか。その名のとおり、擂鉢状の大きな淵になっており、美しい淵は癒されます。
なお、すぐ下流部から対岸にワサビ谷の出会い滝(下部)も見ることができます。
滝手前には鎖が張られ、左岸から武奈ケ滝登山道が伸びており、前回は先行者がこちらに進んだのにつられてしまった、ある意味因縁の場所でもあります。
○大擂鉢
y-oosuribati

ここから右岸を進む途中で、すぐ上にある「小擂鉢」が見えます。前回訪問時、大擂鉢の上段と思っていたものが実際は小擂鉢だったことに後から気がつきました。
○小擂鉢
y-kosuribati

更に右岸を進むこと約10分、「屏風の滝」に着きます。この手前付近から貴船の滝までの空間は独特の深山幽谷といった様相をしています。
屏風の滝は上部に巨岩が挟まり、チョックストーン滝となっています。俯瞰になりますが、なかなか良い滝です。
○屏風の滝
y-byobi

更に約5分で、八ツ淵の滝を代表する滝である「貴船の滝」に着きます。
地形的な問題で見る場所が限られてしまうこと、滝壺までは行けないことが少し残念ですが、豪快かつ端正な姿はなかなか見事です。
○貴船の滝
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鎖を伝って沢に下りて対岸に渡渉後、梯子・アンカー伝いに少し登ってから、岩場に張られた鎖を使って登ります。
そこそこ急ですが、足場もしっかりしており、登るだけなら特に危険もないと思います。ただ、帰路は登山道を経由して下ってきたほうが安心かもしれません。
ここを登ると、これまでの景観とは一変し、静かな景観の中を、なだらかに登っていきます。

そして貴船の滝から約30分で、八ツ淵の滝の最後の滝、「七遍返しの滝」に着きます。
貴船の滝で引き返す人も多いようで、確かに地味な印象は受けますが、淵の美しさ、上段直下からの景観はまた違ったもので、どうせならここまですべて見てくることをお勧めします。
○七遍返しの滝
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駐車場から七遍返しの滝まで、撮影時間等を除けば通常ペースで1時間40分程度になると思います。
帰路は武奈ケ岳登山道を利用して下ってきました。こちらのルートはワサビ谷に沿った登山道になっており、ところどころ急な場所もありますが、小滝のほか無名の滝がいくつも見ることができるので、面白いと思います。
大擂鉢に戻る手前には出会い滝の上部が見えます。ここからは鎖を使って対岸に行き、遊歩道に戻ります。この後は、遊歩道ルートで駐車場に戻りますが、前述のように、年々土砂災害等で荒廃し、ルートが変わっているほか危険箇所も増えています。
家族連れ等にも人気のスポットではありますが、沢ルートにせよ遊歩道ルートにせよ、注意は必要だと思います。

この日は総勢6人での散策で、ゆっくり、話をしたり、撮影したりといった感じだったこともあり、駐車場に戻ったときにはスタートしてから5時間40分経っていました。
ですが、多少の危険箇所はあるものの、比較的アップダウンも少なく、距離も長くないので、ほど良いアスレチック感覚で楽しめるスポットでした。
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滝を求めて、趣味のカメラを携え、東奔西走しています。
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