友人の百選制覇祝い~茶釜の滝~

2017.10.14(Sat)

秋田県鹿角市(夜明島渓谷)にある「茶釜の滝」

夜明島渓谷には数多くの滝があり、下流側からアプローチすると多くの滝を楽しみながらの沢遡行ができます。最深部には、百選滝の1つ、茶釜の滝があり、東日本の百選滝中最難関だとかそうでないとか・・・。個人的には、危険箇所はそこそこあるものの、注意すれば問題なく沢が楽しめる場所で、恐れるほどの場所ではないと思います。

自分はすでに6年前に訪問済みで、百選も3年ほど前に制覇済みなのですが、今回、敬愛する滝友だちである格闘家Sさんが、前月に百選滝99本に到達し、晴れてこの茶釜の滝で百選マスターとなることから、それをみんなでお祝いしに、総勢8人で行ってきました。
訪問は9月17日です。

※上記だけを見ると誤解を生みかねないのでこちらに明記しますが、この滝友だちSさんは私なんかよりも遥かに体力もスキルもあり、単に百選に到達したのがたまたま私のほうが早かったというだけのことです。

<アクセス>
県道22号又は県道191号から夜明島林道をしばらく進みます。
場所が分かりづらいのと、カーナビだと途中までしか認識しないため、林道の起点辺りにセットしないとあらぬ方向に案内されがちなので注意が必要です。
(6年前はそれで集合時間に遅れました。)
慣れれば、酷いダートというほどではないのですが、天候等の条件次第では結構な悪路になります。
駐車スペースまでは距離が結構あり、分岐もそこそこありますが、道なり・沢沿いを心がければ間違うことはないかと思います。
大きな案内板のある広場(旧駐車スペース)の手前が路肩崩壊もあり、進入禁止で、手前のスペースに駐車してスタートします。

<アプローチ>
無題

渓谷沿いの踏み跡を進むと、渓谷に出ます。この辺からは踏み跡もありますが、沢を遡行しても問題ありません。適当に進みましょう。
ただし、全体的に感じたことは、6年前と比べ、大雨等の被害の影響か、だいぶ荒れてしまったと思います。
約20分で泊滝です。
1 とまり

このあと、左岸を登りますが、旧ルートの梯子・残置ロープは朽ち果てているので、もっと戻ると、九十九折に斜面を上がっていく踏み跡があります。
途中で泊滝を俯瞰しながら、慎重に進んでいくと、梯子があるので、ここから沢に降ります。
なお、ここは泊滝の落ち口になりますが、だいぶ安全になりました。以前はワイヤーの位置がいやらしく、増水時は危険だったのですが、少し上流側にロープが付いたようです。
ここから梯子を登り、岩壁をへつったり、トラバースしたりが続きますが、アンカー等の足場もあるので、気をつければ大丈夫だと思います。
また、小滝が連続する区間でもあります。
本来なら、細かく滝名と場所を表示したいところですが、大人の事情から、簡単に端折ります。
2 もっこ3 はね
4 めおと6 とらのお

※大人の事情・・・旧案内板と現案内板とで、滝名、場所が一致しないものがいくつもあり、前回の訪問後に、鹿角市役所にその点を問い合わせしたところ、現案内板の表記が正しい旨の回答がありました。前半の小滝群については目をつぶるとしても、メインにもなりうる滝の表記に違いがあり、雲上の滝が白雲の滝に成り代わり、また、茶釜の滝の上に銀線の滝と雲上の滝が連続し、狭義の茶釜の滝を含めた3本を総称して茶釜の滝と呼ぶとのことでしたが、地形図上、それらしきものは存在しないと思われるところ、公式回答がこれであるため、現状では永遠の謎となってしまいました。

しばらく滝のない区間が続いた後、第二の小滝連続区間があります。
7 くぐり8 白布

そこからほどなくして、沢が分岐します。
本流をそのまま進むと白雲の滝(旧・雲上の滝)、右の枝沢を進むと茶釜の滝です。

まずは茶釜の滝を目指しました。
枝沢を進むとすぐに大きな前衛滝が鎮座しています。
9 ごとく

この右岸にかかる朽ちた梯子が連続する区間を越え、尾根を登っていくとすぐに痩せ尾根となっており、ここが滝見テラスとなります。
人間の記憶って意外といい加減なもので、色々行っているうちに記憶も上書きされているようです。
難所もない楽しい沢歩きって記憶だけが残っていましたが、いざ行ってみたら意外と危険箇所も多いし、そこそこ大変だったなぁと。
10 ちゃがま

まずは初訪問のメンバーを先に行かせてから、4番手で到着し、格闘家Sさんと握手を交わします。
そしてひとしきり撮影が済んだのを確認してから、サプライズの演出です。

実はこの遠征の2か月弱前に、旗を購入しておきました。
そして自分からのお祝いのメッセージを書いた後、この遠征に同行するリトル滝ガールHちゃんの山&沢道具選びに付き合った際に同様にメッセージを書いてもらい、次にやはり遠征に同行する滝ガールPさんに郵送して書いてもらい、更に遠征メンバー合流前にRさんに書いてもらいました。
前述の道具選びに付き合った際にいくつかプレゼントも用意し、あとは頃合いを見計らって渡すのみです。

もちろん、格闘家Sさんが敬愛する滝仲間であり、何度も色んな場所にともにアタックしていることもありますが、自分が百選を制覇したとき、個人的事情が色々続いたこともあり、まったく喜びがなく、ただ通過儀礼にしかならなかったことがあったので、自分が喜べなかった分も、お祝いすることによって喜びを分かち合いたかったからです。

_DSF0072.jpg

集合写真を撮った後は、握手会ならぬ記念撮影会が続きます。
みんなの人気者ですから、それも当然ですね。

さて、台風が近づいていることもあって、空模様・風模様も怪しいので、次に向かいます。
前衛滝の前で昼食をとってから、白雲の滝に向かいました。
_DSF0139_01.jpg

落差では茶釜の滝に敵いませんが、近づけるし、被写体としてみるとやはり個人的にはこちらが好みです。
ここも、めいめいに満喫した後、帰路につきます。

途中、白布の滝で、秋田のIさんが、このすぐ上にも滝がありますよ、と教えてくれたので、左岸を少し巻いて、あとはナメを直登していくと、程なくしてナメ滝が見えます。
ここからはハイペースで岩を乗り越えて進んでいきましたが、落差10mほどのキレイな滝で、滝壺も緑に輝いていました。_DSF0150.jpg

ここからはハイペースで下山し、後発組の2人と別れ、6人でコテージに向かいました。
そして昨年に引き続き、フォトガイド名瀑紀行・秋田の滝シリーズの佐藤さんたち秋田の方々から親睦会を開いていただき、楽しい宴となりました。

改めまして、このプランに乗ってくれた皆さんにお礼を申し上げたいと思います。

そしてなにより、晴れて百選マスターとなった格闘家Sさん、おめでとうございます。
百選なんて通過点でしかないですが、縛りがなくなった今、これまで以上に自由な滝のめぐり方ができると思います。
これからもまた色んな滝にアタックしましょう!
_DSF0079_01.jpg


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滝を求めて、趣味のカメラを携え、東奔西走しています。
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