六方の滝

2017.05.28(Sun)

神奈川県湯河原町にある「六方の滝」

元々は無名で、中尾沢の滝(F2)とも呼ばれていましたが、最近、地元によって六方の滝の名が付けられたようです。
落差はそれほど大きなものではありませんが、その魅力は柱状節理の見事さにあります。
滝の周囲が柱状節理の岩盤というところは結構ありますが、本体部分がまさに柱状節理というのは滅多にない珍しいものと言えると思います。
初の正式開催となったツアー募集の話を滝仲間(ゆかりんさん)からもらって、3人(Rieさん、いせさん)で参加してきました(ほかの参加者は9人、ガイド4人)。
訪問は、5月20日です。

<アクセス>
この日はツアーであるため、湯河原駅前にある観光案内センターで受付を済ませ、路線バスで幕山公園に向かいましたが、通常であれば、国道135号から町道を使って幕山公園に向かいます(駐車場あり)。
公園管理棟があり、ここからスタートします。

<アプローチ>
無題


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管理棟横をまっすぐ進むか、階段を上って左に進みます(いずれにしても同じ場所に出ます。)。
しばらくは舗装された遊歩道となっています。


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しばらく進むと石の祠と鳥居があります(山の神)。

この先もしばらくは川の右岸に沿った遊歩道を進んでいきます。幕山への分岐手前で橋を渡り、また道なり(左岸)に進みます。

③,④
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少し進むと正面に水道施設があり、フェンスで閉鎖されていますが、この右側に登山道が続いており、こちらに進みます。この辺からやっと登山道に入った感じが出てきます。


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しばらくすると白銀林道と合流し、少しだけ白銀林道を歩くとすぐに分岐があり、土肥大杉跡方面(右)に入ります。


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この辺りから苔生した樹林帯に入ります。


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すぐに右側から沢が流れてきていますが、ここが清水の滝との分岐になり、ここを約50分ほど遡上すると清水の滝に行けるとのことでした。


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少し進むと木々越しですが、谷下に滑滝が落ちています。落差は小さいですが、幅広の本流瀑です。ここは容易に下りていけそうな感じでした。

少し進むと土肥大杉跡との分岐となりますが、ここから沢筋に沿って右に進みます。何度か渡渉もありますが、岩伝いに容易に進めます。


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まもなく右手に紫音の滝が落ちています。ゴツゴツした岩肌が特徴的で、中尾沢の滝F1に当たります。水量は少ないですが、なかなか良い感じです。


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正面には無名瀑が落ちており、この前を横切って、紫音の滝右岸を高巻きます。結構な急斜面でロープが設置されていますので、不安な方は使いましょう。初心者や、山道に慣れていない人には、ここは怖いかもしれません。ただ、ここはある程度慣れていれば、まったく問題なくフリーで上り下りできます。

登り終えるとすぐ正面に、目的の六方の滝が現れました。
到着まで約2時間30分でしたが、実質約2時間で着けると思います。
※なお、椿ラインから伸びている登山道があり、ここからなら1時間弱で着けるようです(土肥大杉跡と沢の分岐付近に出ます。)。

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幅広の柱状節理はとても整っていて、荒々しさだけでなく美しさも兼ね備えています。
普段の水量は少なめのようですが、このときは水量の少ない時期にかかわらず数日前の雨もあって、ちょうど良い水量だったと思います。
水量が多すぎても柱状節理の魅力が味わえませんし、少なすぎても今度は滝として楽しむことができませんから。

昼食も含めた滝前での時間は約50分で物足りなさはありましたが、ツアーとして安全に、かつ予定どおり戻るには仕方のないことですね。しかも初の正式ツアーとなればなおさらですし。
ここは清水の滝と併せてリベンジしたいところです。

装備については、六方の滝までなら登山靴で大丈夫です(清水の滝まで足を延ばすなら、沢靴必須)。
基本的には整備されたところを歩く部分がほとんどで、アップダウンもないので、快適なトレッキングが楽しめます。
唯一注意が必要なのは、高巻き部分でしょうか。

なお、この場を借りて改めまして、情報をくれたけど参加できなかったゆかりんさん、そして申込み等の調整をすべてやってくれたRieさんにはお礼申し上げます。

ゆかりんさんのブログ(滝の音とともに)

Rieさんのブログ(TAKIRIE)

いせさんのHP(isseiの里山)
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立間戸谷(源助滝、牛鬼滝、屏風滝)

2017.05.13(Sat)

三重県熊野市にある「立間戸谷」

立間戸谷は、子ノ泊山を源流にしており、いくつかの巨瀑を抱え、その絶景は多くの滝ヤ・沢ヤを魅了してやみません。
特に屏風滝は絶景で、左手の遥か上方に見える屏風岩の柱状節理とともに見上げた光景は素晴らしいの一言に尽きます。
以前から行きたかった場所で、このゴールデンウィークを狙っていましたが、ちょうど1か月半くらい前に滝仲間2人がアタックしていて、上流部を含めてリベンジとのことなので、埼玉在住の滝仲間とともに4人でアタックしてきました。
訪問は、5月5日です。

<アクセス>
一度、道の駅瀞峡街道熊野川で合流&準備をしてから、和歌山県を通る国道168号を西進し、三和大橋を渡って三重県に入り、県道740号を東に約3キロ進むと子ノ泊山登山口があります。ここの路肩に駐車し、スタートします。

<アプローチ>
無題
立間戸谷にかかる橋の手前の路肩に3台くらいの駐車スペースがあり、ここが登山口となっています(①)が、基本的に要所にマーキングのある登山道を進みます。
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スタートして間もなく、左手に磨かれた一枚岩をつたう滝がありますが、基本的には涸れているか、かなり水量が少ないかのいずれかと思われます(②)。
~スタートから約5分~
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巨岩帯続く谷の右岸を進むと、対岸にカラ滝が遠望できます(③)が、そのまま進むとすぐ、巨岩帯を対岸に導くようにロープが張られている(ケルンもあり)ので、これに従って巨岩を越えながら右岸に渡ります(④)。樹林帯に入るとすぐ、右側に木梯子が斜めにかかっている(⑤)のでこちらに進みます。
~②から約15分~
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少し進むと巨岩があるので、その下を潜って岩の上に出ます(⑥)。
~⑤から約5分~
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谷に出たところで対岸のケルンを目印に右岸に渡り、登山道に入ります(⑦)。
~⑥から約5分~
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しばらく進むと足元に小さな案内で「源助滝」の表示があり、ここから木々越しの対岸に源助滝が見えています。ここから下にトレース痕が少しあるので、それを頼りに進んだら、岩を乗り越えながら下って行くと約10分で源助滝の正面に立つことができます。
~⑦から約20分~
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再び慎重に登山道に復帰したら、また右岸に続く登山道を進むと源助滝を見下ろせるポイントに着きます。間もなく対岸の樹木に赤黄赤のテープが巻きつけられているので、それを目指すように巨岩帯右岸に渡ります。そこから岩壁の下に続く登山道を進み、高度を上げていくと、和気ノ森との分岐に着きます。ここにはゴミ捨て禁止の黄色い看板を利用してマジックで「滝→」と書かれた看板もあります(⑧)。
~源助滝直下から約20分~
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ここから、先ほど歩いてきた岸壁の上をへつるように設けられた登山道を進みます。ちなみにこの辺からは迷うような場所ははく、ほぼ一本道です。しばらく進むと、美しい淵を携えた小滝が現れます(⑨)。
~⑧から約40分~
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すぐ左手には涸滝があります(⑩)。この手前に鉄梯子があるので、これを登ります(⑪)。
登ってすぐ、木梯子があります(⑫)が、これは登らずにそのまま登山道を進みます(結果的に合流するので)。少しすると苔生した世界が広がっています(⑬)。間もなく謎の標柱があります(⑭)。子ノ泊山が北東は良いとして、滝が北西は謎です。これに導かれて違う方向に進まないようにしましょう。
すぐ木梯子(正規ルート)がありますが、横板が外れており、推奨できません。虎ロープが張られているので、ありがたくこれを利用し、いったん沢に降ります(岩巻きルート)。間もなく正規ルートと合流しますが、この辺りが欅平というキャンプサイトになっています。
少し進むと牛鬼滝のある本流と屏風滝のある枝沢とが合流する出会い滝に着きます。
~⑨から約35分~
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まずは牛鬼滝に向かいます。出会い滝の右側をロープを利用しながら登り(⑮)、すぐ沢に降り立ちます。ここから渡渉して周りこむか、そのまま山肌を進むかいずれかで牛鬼滝に行けますが、色んな表情を見せてくれる滝なので、まずは渡渉して滝の左側から進み、戻るときは右側から山肌を下って来たほうが良さそうです。
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まもなく牛鬼滝に到着です。
~出会い滝から約5分~
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落差60m、岩肌を滑るように、そして弧を描くように落ちる姿は壮大でありながら優美です。
左から見ると末広がりに見えますが、右側から見ると緩やかに弧を描いて落ちていくのが分かります。その姿はどことなく、秋田の幸兵衛滝を思い出させてくれます。

さて、ここで昼食の後、ほかの3人は牛鬼滝の上流部を目指します。
まだのこの上にはスラブ滝、ナメ滝、大滝などがあり、魅力的ではありますが、屏風滝が第一の目的でここで時間を使いたかったので、いったん別行動をとります。

先に出会い滝を降り、巨岩帯を進んでいきます。
ところどころマーキングもありますが、立ち木エリアも利用しながら進んでいきます。
おおむね、中洲から右岸、更に左岸という感じで進みました。
しばらくすると、屏風岩が上方に見えてきて、ようやく念願の屏風滝に到着です。
~牛鬼滝から約20分。スタートしてから2時間40分~
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落差70m、左の遥か上方には屏風岩がそそり立ち、圧巻の情景ですが、これに抱かれるように右に落ちる屏風滝の景色は荘厳という言葉がピッタリです。
傾斜のある岩肌をつたうように落下してくる分岐瀑で、単体でももちろん美しく、見事です。
ここも右、正面、左と見る角度によってイメージがだいぶ変わりますが、やはり屏風岩とともに見上げる右側からの姿が素晴らしいと思います。

ここで約2時間半ほど、屏風滝を独り占めしていました。
眺めたり、撮影したり・・・そうこうしているうちに時間はあっという間に過ぎていきます。
2時45分頃、同行メンバー3人が屏風滝に到着しました。

更に1時間半ほど、思い思いに楽しんだ後、時間も押し迫っているので帰路につきます。
帰路はハイペース、先導者曰く「後ろがどんどん迫るように着いてくるから」とのこと。
帰りは1時間20分でしたが、この所要時間はアテにしないようにしてください。
普通のペースなら2時間弱程度見越したほうが良いかと思います。

リベンジ組の2人とはここで解散し、最後に鼻白滝を日没間際に見に行きました。
ギリギリで中華料理店で夕食にありつくことができ、前日と同じ宿に大満足しながら戻りました。

※注意等
このエリアにはヤマビル、マダニがいるとのことですので、ヒル避け、虫刺され対策の薬等は必要です。また、このことから、当然、できるだけ地肌を露出しないようにしましょう。
登山靴でも問題なく行けると思いますが、水量が多い時期だと濡れるかもしれません。また、岩肌がところどころ滑りやすいのと、登山道が中心になることから、フェルトタイプの沢靴はあまり推奨しません。
(装備)
頭部:バンダナの上にヘルメット(ヒル&ダニ対策)
衣服:長袖長ズボン
足:ハードタイプのラバーソール沢靴&ネオプレンスパッツ


ヤマレコにもアップしてあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1139783.html
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庵座の滝

2017.05.12(Fri)

三重県菰野町にある「庵座の滝」

三重県と滋賀県の県境にそびえる釈迦ケ岳を源とする庵座谷にかかる滝で、荒々しい岩壁が印象深い直瀑です。訪問時の水量は少なめでしたが、水量が多い時期には轟音を響かせながら落下する様子が見えます。
訪問は、5月4日です。

<アクセス>
国道306号から県道762号に入り、朝明ヒュッテを目指します。この朝明ヒュッテ駐車場が釈迦ケ岳の登山道入口にもなっており、ここからスタートします。

<アプローチ>
無題
朝明ヒュッテ駐車場にあるバス乗り場横の登山口から歩き始めます(①)が、総じてところどころに案内やマーキングがあるので、周囲に注意して歩けば迷うことはありません。
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登山道を少し進み、沢に合流する辺りがキャンプ場になっています(②)。
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そのまま登山道を進むと、法面を補強した山肌が対岸に見えます(③)。
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まもなく看板があり、これに従って右に入り(④)、渡渉しますが、基本的に岩沿いに濡れずに対岸に渡れます。
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いくつか見づらいところもありますが、案内やマーキングが多いので見落とさないように進みます。
高度を上げてきたところで左下の谷がよく見える視界が開けた場所に出ます(⑤、⑥)ので、ここから左下にルートをとります。
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ザレたところもありますので、注意しながら緩やかに高度を下げていくと庵座の滝の全体像が飛び込んできます。前衛滝の少し下流部に虎ロープが張られています(⑦)が、傾斜もそれほどないのでフリーで降りていけます。
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沢に降りてすぐ、前衛滝がありますが、右岸に鎖がある(⑧)ので、これを利用して前衛滝を巻きます。
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すぐ、庵座の滝の直下に到着(スタートから約50分)です。

荒々しい岩壁を一気に落下するさまは迫力があります。また、周囲に散乱した巨岩からも、脆く崩れやすい岩というだけでなく、自然の摂理を感じずに入られません。
滝壺は浅く、小さめですが、なかなか綺麗でした。
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登山靴でも問題なく行けますが、水量の多い時期に滝前で色んな角度から楽しみたければ沢靴又はスパイク長靴でも良いかもしれません。

なお、前衛滝の巻きですが、石英が混じった岩や石灰岩の岩が意外と脆いです。基本的に鎖やロープに身体を預けきらず三点支持が鉄則ですが、ある程度、鎖に頼った上で、岩肌を確認しながら掴み、崩れないことを確認しながらやり過ごしましょう。特に帰路で岩の脆さを強く感じました。

危険な箇所はほとんどなく、ルートも親切に案内が付いている上、1時間足らずで辿り着けるのでなかなか手軽に滝を楽しむことができます。
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プロフィール

すずき

Author:すずき
滝を求めて、趣味のカメラを携え、東奔西走しています。
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「ぶらり滝めぐり」

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