御来光の滝

2014.05.26(Mon)

愛媛県久万高原町にある「御来光の滝」

昨秋の四国滝めぐりの際は遠望のみでしたが、これではこの滝の本当の姿をうかがい知ることはできず、知人から直下から見た姿の素晴らしさを聞くにつれ、「一度で良いから滝壺に行きたい」との思いで、滝仲間に案内を頼み、ついに対面を果たすことができました。
埼玉の滝仲間をピックアップ後、大阪の滝仲間宅へ向かい、ここから乗せてもらい、愛媛入りし、国民宿舎面河に宿泊し、翌日の滝壺アタックに備えました。
訪問は、5月17日です。

<アクセス>
県道12号、石鎚スカイラインに御来光の滝展望駐車場があります。
ここの少し先、カーブミラーのある場所が入口となります。

<アプローチ>
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カーブミラーのところからガードレールを越え、谷へ降りていきます。
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約300mの急降下となりますが、長丁場なので、足に負担が極力かからないようなペース配分が重要です。
ちなみに、1キロで300mほど高度を下げ、4キロで400mほど高度を上げるコースとなり、帰りはこの逆となるので、まさにこの滝が百選滝中、難関滝の3本の指に入るといわれる所以はこの帰路の最後の登りにあります。

30分ほどで谷下まで下り、面河川に出ると堰堤があります。
ここから左岸を進むと間もなく、対岸に丸まったブルーシートらしきものが見えます。
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これが目印で、渡しやすい場所から渡渉します。
以降、何度か渡渉がありますが、普段の水量であれば飛び石で濡れずに渡ることができますが、水量が多いときは無理せず、川の中を歩いたほうが良いようです。

装備は、トレッキングシューズで大丈夫ですが、濡れる心配をするなら、アクアステルス等、ラバー系ソールの沢靴が良いかもしれません。私は、アンダーソックスの上に防水ソックスを履き、ファイブテン社のアプローチシューズ(ステルスソール)「イグザムガイド」で挑みました。友人2人は、アクアステルスの沢靴「大峰アクア」でした。

ここからは、基本的に右岸側を先人のピンクテープ等を頼りに踏み跡を辿ります。
滝壺までの途上、危険箇所は木橋が設けられていたり、ロープが設置されていたりしますが、かなり朽ちている部分もあるので、過信せず、自ら安全確保をする必要があると思います。

スタートして1時間10分ほどで、七釜に着きます。
ミニ七ツ釜五段の滝といった様相で、特に最下段の淵のエメラルドグリーンは秀逸です。
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更に15分ほどで、枝沢から落ちている犬吠の滝が見え、更に数分で魚止めの滝が本流に見えます。
どちらも、直下に行くことは可能ですが、あくまで目的は御来光の滝なので、安全な山ルートを進んでいるため、木々越しに見るのみとなるのが一般的でしょう。
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この後もいくつか無名の小滝が見られます。

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この無名瀑付近で左岸から右岸に渡渉後は、これまでより勾配もあり、注意が必要な箇所も増えます。
10分ほどで巨大な御来光の滝が木々越しに見えてきます。
更に10分ほどで、全容が見えてきますが、こちらも木々越しなので、満足できるはずもなく、目前に迫った御来光の滝を目指して進みます。

10分ほどすると、御来光の滝直下に辿り着くことができます。
駐車場をスタートして2時間50分弱、ようやく念願だった逢瀬が叶いました。
ここからは上部は見えず、最下段が見えるのみですが、威風堂々、荘厳かつ高貴な姿は、力強さと美しさを兼ね備えた、まさに名瀑中の名瀑といえます。
滝の流身のみならず、柱状節理の岩肌が、またこの滝の素晴らしさに花を添えているといえるでしょう。
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「滝壺はない」と言われますが、この日は滝の水量は多かったようで、滝壺ができていたので、足元が濡れない程度に場所を変えつつ、撮影したり、飛沫を浴びたり、昼食を摂ったり、めいめいの時間を過ごしました。
このまま茨城まで帰らなければならないので、滝前の滞在は1時間半ほどで、帰路につきました。

なお、ブルーシート付近での渡渉後、そのまま河原を戻らず踏み跡を辿ると、どうやら途中で往路の下り坂より20mくらい上に出ましたので、多少のショートカットになりました。
沢に降りてすぐブルーシートが見えるという記事を見かけたことを後で思い出しましたが、その方はこのルートを通ったものと思われます。ただ、下りの途中では沢をひたすら目指しているので、見落としやすいでしょうね。
最後の急登は休憩を入れながら45分ほどかかりました。
帰路のコースタイムは3時間弱でした。

駐車場に着いたときは、もう二度と来ることもないだろうと思いつつ、先ほどまでいたあの場所を感慨深く眺めていましたが、あの感動は忘れられません。
もし機会があったら、またアタックしたいという思いが芽生えています。

帰りは東温市にある温泉「さくらの湯」で汗を流し、帰路につきました。
歩行時間はもっと長かった大杉谷の七ツ釜滝の比較にならないほど足に疲れが残りました。
大阪からですら、自宅まで10時間ほど、日曜日の午後1時半過ぎ頃に帰宅後は、即布団に潜り込み、眠ってしまいました。遠いけれど、四国はまた行きたい場所になってしまいました。

ともに感動の瞬間を味わえた友人がいてくれたからこそ対面できた、素晴らしい一日でした。
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滝を求めて、趣味のカメラを携え、東奔西走しています。
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