一里滝(阿武隈源流一里滝沢)

2017.06.27(Tue)

福島県西郷村にある「一里滝」

阿武隈源流の沢の1つで、一里滝沢にあります。
そもそもの発端は、阿武隈源流本谷に行った後、所持していた沢登りの本&地形図の確認の中で、滝マークは出ていないけれど、沢名として滝の名を冠していること、そして一里というからには大きい滝があるはず(距離の可能性も否定できないけど)という興味からでした。
調べてみると、情報は少ないものの、落差70mとか100mとかあり、行程の詳細は分からないものの、おおよそのルートまでは把握できたことから、出たとこ勝負ではありましたが、少ない情報とGPS、地形図を頼りに、2人で行ってきました。
訪問は、6月24日です。

<アクセス>
国道289号を西に進み、安心院トンネルを抜けてすぐ、甲子温泉大黒屋方面に左折し、下ります。
急カーブを過ぎると間もなく数台分の駐車スペースがあります。この少し下った先に林道があり、ここにも数台分の駐車スペースがあります。ここに駐車して準備を整え、出発します。

<アプローチ>
無題
甲子大橋の橋脚下をやりすごしつつ進み、地形図の966m付近が分岐となります。
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ただ、この付近に、実は2つの右に分岐する踏み跡があります。おそらく最初の踏み跡が従来の沢に下りるルートだと思われますが、崩落により途絶えています。その先に微かに踏み跡らしきものが見受けられますが、あえて無理をする必要はありません。もし、眼下に堰堤が見えたときは、この踏み跡を来たと思って戻りましょう。
そのすぐ先に、2つめの分岐の踏み跡があります。

ここを進むと、だんだん痩せ尾根状になってきますが、先端付近(黒いパイプあり)から下っていって、途中から草つきの急斜面を下りていけば、本谷の川床に出ます。
なお、ここは往路は痩せ尾根になった段階で左に行ってトラバースしながら下りていきましたが、どちらでも問題ないでしょう。
ただ注意が必要なのは、痩せ尾根のほうは黒パイプのすぐ先辺りは木の根の下が大きな空洞になっていることを帰路で確認しましたので、下りるときは見えない足元に注意してください。

川床に出て対岸に目をやると、ゴロた岩の奥に滝が見えています。
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ここが一里滝沢で、本格的な沢遡行のスタートとなります。

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この出合いにかかるヤナノ滝は落差10mほどで、下から見るとくの字の階段状になっており、簡単に登れそうです。実際、沢登りの少ない記録を見ると、この右壁を登っているようです。
ですが、下部は簡単に登れるとして問題は上部です。まずホールドしたい岩はボロボロ崩れ、足場は下に向かって寝ている上、ヌメヌメしていて、ラバーソールでもフェルトソールでも難儀します。
我々は一段上の岩を使って突破しましたが、ちょっと厄介だと思います。
簡単に登れるとの記載も見ましたが、もしかすると時期によるかもしれません。ただ、いずれにせよ条件が悪ければ登りづらいことは事実なので、注意が必要です。
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もし直登が厳しいときは、手前の、ゴロた岩がある付近の右後方の急斜面から高巻いて尾根に出れば、ヤナノ滝落ち口より数十メートル先に降り立つことができます(帰路に見つけたエスケープルート)。

このあとは、ナメ、小滝、釜のへつり、巨岩帯、樹林帯とバリエーション豊かです。ただ、ヤナノ滝さえ突破してしまえば、登るのに苦労する滝は一里滝までの間にはありません。
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ヤナノ滝を突破してから約1時間、地形図の1085m付近で左岸高所に一里滝が見えてきます。
ここからは急勾配のガレを攀じ登っていくと、約5分で直下に到着します。
※スタートから約1時間40分

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地形図で確認すると上下各50m、計100mほどの落差です。上段はストンと一気に落下し、下段は岩肌を滑るように分岐しながら落ち、とても美しい姿をしています。
もし急傾斜のガレ部分の流れも含めるなら総落差150mくらいでしょうか。
今回、水量がかなり少なく、残念な結果ではありましたが、それでも、水量があればかなり素晴らしい滝であることは間違いないでしょう。

できれば、本流に戻って、この先の黒滝まで行きたかったのですが、スタートが遅れたこと、そして甲子温泉大黒屋旅館の温泉に入りたかったので、ここで撤収開始です。
時間的には順調に戻れば問題はないところでしたが、ヤナノ滝を直接降下せずにうまくエスケープルートを見つけられるかどうか次第というところもありましたから。

約1時間で問題の場所に出ました。
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実は少し手前で尾根に取り付けるところを探そうと話していましたが、気がつけば落ち口に・・・という状況だったため、いったん戻ってヤナノ滝の先、沢がカーブし終えた付近から左岸の斜面に取り付き、小尾根に攀じ登りました。
小さくトラバースして行くと、すぐに微かな踏み跡が見つかりました。
おそらくエスケープルートだろうということで、これを辿っていくと、間もなく眼下に沢が見えます。

地形図上、これが南沢であることはすぐ分かったので、そちらに向かっていくと、滝が1つ見えました。
ここまで来れば下りられそうですし、せっかくなので南沢F1滝にも立ち寄りました。

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落差は8mほどですが、なかなか良い滝です。
ここは滝正面をやり過ごすと右側にクラックがあるので、ここから登れそうです。

今回は時間もないので、ここで引き返し、南沢をそのまま下りずに少し登ると、ちょうどヤナノ滝手前の左岸壁の上に出ました。ここからは急斜面ですが柔らかい土なので、慎重に下りれば問題はないでしょう。
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無事降り立ったので、あとは本谷を横切り、急斜面を登り返し、踏み跡をトレースして本谷への林道に合流しました。

装備:ヘルメット、沢靴等。ほかに使わなかったが、ハーネス、スリング、カラビナ、補助ロープ、下降器などは持参した。また、急斜面の上り下りでは、ゴルジュハンマーが役に立ちました。
※濡れた岩はフェルトが吉、ただ乾いた岩ではフェルトは滑るので、総じてラバーのほうが良いかもしれません。
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浄の滝

2016.10.16(Sun)

山形県戸沢村にある「浄の滝」

かつては秘境の滝でしたが、林道の開通によりアプローチはかなり容易になっています。ただ、以前はあった案内がなくなっていることから、駐車場までの道が分かりづらいと思います。日本離れした絶景は見事で、実際に見えるのは滝の一部ですが、それでも大自然の雄大さに圧倒されます。
訪問は、10月9日です。

<アクセス>
国道47号から戸沢村役場のやや西で県道57号に入り、ここから7キロちょっと、角川地区で郵便局先を今神温泉方面に右折します。
更に4キロ弱でY字路になっていて、今神温泉の案内が出ていますが、橋のたもと手前の右手に青い屋根の倉庫が見えるのでここを右に入ります。
少し進むと未舗装の林道になり、しばらく道なりに進むと、途中で右上に上がっていくY字路の分岐がありますが、砂利道を道なりに行くと、壊れた欄干の鉄橋を渡ります。
さらにしばらく走ると突然広い舗装された道路に出ますが、これは一部区間のみで、カーブする道を上がっていくとすぐ未舗装路に戻ります。
間もなく砂利道が二俣に分かれるY字路になりますが、ここは左上に進むとすぐに駐車スペースがあり、ここに浄の滝の案内もあるので、ここからスタートします。
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<アプローチ>
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基本的には遊歩道(登山道)になっており、ところどころで案内もあるので、迷うことはありませんが、一部崩落しているところもあるので、多少の注意は必要でしょう。
右手に堰堤を見ながらしばらく進み、沢の右岸に降り立ちます。
ここからも普段は右岸通しでその先の道に行けるようですが、訪問した日は、前日夕方から朝までかなりの雨が降ったことからかなりの増水で、しかも濁流だったことから川床が見えず、本流の中にある大岩の手前で一度渡渉しました。
更にここを過ぎたところから対岸に道が見えましたが、流れは早く、危険も伴いましたが、目を凝らし足場を見つけて渡渉しました。
なお、同行メンバーの1人はスパイク長靴で行ったため、浸水しないよう渡渉に苦労し、しばらく左岸沿いに進んでから何とか右岸に辿り着きました。
再び道なりに進むと階段を下りたところで枝沢を渡り、また道なりに進んでいくと、浄の滝が遠くに見えてきます。

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沢に出て道が途切れたところで、対岸に踏み跡が見えますが、そのまま進んでも木が邪魔をして見づらいので、ここから沢を溯上します。
間もなく滝直下に着きますが、やはり沢がかなりの増水をしており、直下まで行ったのは私を含め2人、残りの2人は少し引いたところまででした。

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最初にも書きましたが、日本離れした絶景は見事で、ゴルジュの間を形を変えながら落下します。直下からは最下段の約40mしか見えませんが、それでも大自然の雄大さは圧巻です。
訪問時は水量がかなりすごく、亀甲模様の特徴的な岩肌はほとんど確認できませんでしたし、立てるポイントはかなり限られてしまったので、撮影もほとんど決まったアングルからでした。
ここはぜひ通常の水量時に再訪問して、立ち位置を変えたり、岩を登ったりしてみたいところです。

なお、往路は、徒渉に少し手間取ったこと、全員が渡渉できるまでに時間を要したことから約1時間かかりましたが、復路は30分弱で戻れたので、通常のコースタイムで30分程度見れば着けるのではないかと思います。
行程の中で泥濘の部分が結構多いですし、通常なら長靴でも良いと思いますが、増水しているときは簡単に浸水するので全般的には濡れても問題のない沢靴のほうが良いかもしれません。
というより、増水時には行くのは危険を伴いますので、歩き慣れていない人は止めたほうが良いですし、仮にそれを強行して何かあっても自己責任という覚悟は持ちましょう。

こう書くと危険な行程と思われるかもしれませんが、通常時であれば片道30分程度で迷うこともなく、手軽に行ける滝で、しかも素晴らしい絶景が待っているので、ぜひお勧めしたい滝の1つです。
むしろ、駐車場に辿り着くまでがちゃんと確認していかないと撤退という可能性もあるかと思われます。

※追記
10月16日現在、滝仲間が行こうとしたものの、道路がかなり手前で鉄パイプで封鎖されていたそうです。
狙われる方は、あらかじめ戸沢村役場等に確認したほうが良さそうです。
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ニ天の滝&中の滝

2016.10.02(Sun)

秋田県仙北市にある「ニ天の滝」

事の発端は5年ほど前に、絶版となった「あきた滝300」の最後の一冊を著者の佐藤俊正さんから譲っていただいたことに遡ります。
そして昨年、私の直前に佐藤さんから同様にこの本を入手できた滝仲間さんとはしばらく連絡は途絶えていましたが、とあるきっかけからまた連絡するようになりました。
そして、その方から「あきたの滝500」が出たこと、佐藤さんに秋田を案内してもらえるということを聞いて、同行させてもらったことが大きなきっかけです。
その際、ニ天の滝に行きたいという話を2人でしたところ、佐藤さんから案内の快諾を得ることができ、また、佐藤さん及びその滝・撮影仲間さんたちの人柄に触れ、交流を持たせていただける幸運に恵まれました。
そうした中、今年の5月辺りから佐藤さんと連絡をとりつつ、日程調整を行い、ニ天の滝を目指し、今回4人で秋田に遠征をしてきました。
道の駅鹿角で佐藤さんと再会を果たし、そこから宝仙湖近くのプレイパーク戸瀬へ。ここで、同行させていただく中泉さん、川見さん、ながのさん(字が分からないのでかな表記にしています。)と合流しました。ちなみに中泉さんは去年もお会いしているので、久々の再会です。
ニ天の滝は、基本的には下流側からのアプローチですが、今回、上流部からニ天の滝を目指し、下流の中の滝を経て、下流部に抜けるプランを用意いただき、まず2台を下流部にデポしてから入渓地点に向かいます。
訪問は、9月22日です。

<アクセス>
国道341号沿い、宝仙湖の北部にあるプレイパーク戸瀬付近から、旧ブナ森林道に入って約10キロ進みます。ニ天の滝・中の滝のある湯渕沢にかかる橋の手前に2,3台の駐車スペースがあり、ここからスタートします。

<アプローチ>
無題
(ダウンロードしていただくと、大きな画像で見ることができます。)

湯渕沢にかかる橋手前の藪の中を沢に沿って下流部へ進み、沢に降ります。
ここからは基本的に沢をひたすら下って行きます。
ところどころ深い場所もありますが、ほぼ標高差を変えることなく進むので難所は一切ありません。
約45分ほどで、まずはニ天の滝の落ち口に着きます。
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ここから落ちて死んでいる人もそこそこいるようで、近づけるところまで近づいてみました。ここから周囲の景観を見るだけでも、ニ天の滝がかなりの落差を持っていることが分かります。
ここから降下することはできないので、いったん約500mほど、沢を戻ります。
沢が大きくカーブしているところから急斜面を約70m一気に登りますが、尾根に取り付くのはちょっと大変で、沢靴にピンスパイクを装着し、用意していただいたザイルを補助に登りました。
そこから馬の背になった尾根を下り、緩やかな傾斜になったらここから藪漕ぎしながらニ天の滝前に周りこむようなイメージで進みます。
尾根に取り付くところから約40分ほどでニ天の滝に到着です。
なお、こうしてみると簡単なようですが、尾根に取り付くところから滝前に下って行くところまで、ピンポイントでのルートファインディングが重要です。
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幅広の直瀑かと思いきや、分岐瀑の要素も兼ね備えた大きな滝で、切り立った断崖もなかなか見事です。直下から見上げると、まさに天空から真っ直ぐに落ちてくるような姿は雄大かつ優美です。
秋田は滝の宝庫で、東の秋田、西の奈良が横綱と称されるほどですが、その秋田においても屈指の名瀑といえるでしょう。

ここから中の滝を目指し、湯渕沢を下っていきます。
こちらも二天の滝上流部ほどではないにせよ、基本的には大岩を下るようなところはほとんどなく、距離にして約2キロ、標高差にすると約150mほど下るように進むイメージです。
約1時間半で中の滝のやや上流部のカーブしたところに出るので、ここから再びピンスパイク及びザイルを補助に約50m登って尾根に取り付き、ここから傾斜が少し緩くなるところと切れ込んだ沢筋&崖部分とのギリギリのところを狙って約80m下ると、中の滝最下段手前に出ます。
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ここからだと最下段しか見えず、普通の二条の滝と思いがちですが、少し下流部に下ると全景が見えます。2段目付近はひょんぐっていて、最上段から合せるとニ天の滝とほぼ同じくらいの落差があり、なかなか見事です。

時間も押してきているので、早々に下流を目指します。
基本的には右岸・左岸に踏み跡があるところも多く、うまくルートを選べば約45分で沢沿いの踏み跡から抜け、林道を約15分で湯渕沢から宝仙湖に合流するところの少し先、急カーブ付近のデポポイントに到着です。

ここから車でプレイパーク戸瀬に戻りました(上流にデポした車の回収も含めるとそこそこの時間を要します。)。

なお、秋田在住のメンバーはフェルト沢靴でしたが、私は愛用のラバーソールの沢靴で行きました。上流部はほとんど滑ることがなく、急斜面においてもフェルトよりグリップは確実に効きます。一方、二天の滝から中の滝まで(上流部の尾根に取り付く付近)は苔生した岩も多く、多少滑ることもあり、フェルトのほうが安定して歩ける感じではありました。全体の行程で見ると一長一短だと思いますが、履き慣れたものが良いかもしれません。

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<あとがき>
なお、今回の行程では、事前に皆さんにかなりの準備をしていただいていたことを道中で知りました。初訪問の我々が危険に晒されることなく踏破できるよう気配りいただき、とりわけ、川見さんとながのさんは、お盆の時期に、下流から入ってマーキングをつけながらニ天の滝上流部まで行って往復するという行程をとってくださっていました。
おふたりとは、この日の行程のみではありましたが、感謝の念が絶えません。

またこれだけでなく、皆さんには翌日も盛大なおもてなしをしていただいたので、それについても触れたいと思います。
初日、佐藤さんと合流した際、明日は夜の準備(きりたんぽ鍋)があるので別の仲間が滝に同行すると伺っていました。翌日、佐藤さんには桃洞の滝入口まで御一緒いただき、そこで前日に引き続き中泉さん、そして昨年御一緒いただいた小谷部さんと合流し、桃洞の滝まで同行いただきました。
予定では九階の滝まででしたが、前日からの雨もあり、桃洞の滝でいったん解散し、我々はお手軽滝をいくつか見て周ってコテージに戻り、皆さんに挨拶を済ませた後、温泉に入りました。

佐藤さんから電話をいただき、佐藤さんたちの泊まっているコテージにお邪魔し、夜の宴が始まります。
様々なお酒類はもちろん、なにより天然なめこ汁、天然舞茸と比内地鶏仕立てのきりたんぽ鍋、そして北海道直送ラム肉のジンギスカン・・・その美味しさ、それ以上に佐藤さんたちからの心遣いに本当に感動しました。
遅れて、ラム肉を提供くださった土谷さんも合流し、いっそう滝・写真の話で盛り上がり、来年のプランもさっそく話を進めさせていただきました。

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併せて、昨年名刺でお知らせした私のHPを見て写真を「素晴らしい」と褒めていただき、佐藤さんたちが2年ごとに開催している写真展に、「再来年の開催時にぜひ出展して欲しい」とまで言っていただける光栄に感謝・感動が止まりませんでした。特に小谷部さんは数多くのコンテストでグランプリをとっており、有名な風景写真カメラマンとも親交があるので、そういった方と同じ舞台で写真を展示いただけるというのはこの上ない光栄でした。

その後、関東から同行した3人は先にコテージに戻りましたが、引き続き写真談義をさせていただき、土谷さんからは「帰りに食べて」とブドウもいただきました。
佐藤さん、小谷部さん、土谷さんが就寝した後も、中泉さんとは写真談義に花が咲き、気がつけば深夜11時40分過ぎ・・・中泉さんとは1時間ほど2人で話しこんでいたようです。
翌日も朝食まで用意してくださり、最後は出発前に記念撮影をしてから、来年の再会を誓って帰路につきました。
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(佐藤さんからは掲載許可を頂いています。顔出しOKの方もいますが、今回、佐藤さんと自分のみ顔出ししています。)

本当に、皆さんとこうして交流を深めさせていただけることに感謝するとともに、改めて佐藤さんの人柄に触れ、仲間が集まることも納得させられました。
私に限らず、滝の本を参考に滝を巡っている滝ヤは多いですし、そういう身からするとその本の著者と知り合える機会はそうそうありません。それにとどまらず、実際に一緒に行けたり交流を持ったりできるのは、その本のファンであればあるほど、嬉しさも大きいものです。そして、その方から、「むしろ本を見てその滝に行きたいと言ってくれる、こうして来てくれることが嬉しい」とまで言っていただけるのは本当に嬉しいものです。

併せて、今回ニ天の滝から中の滝までの行程において、改めて佐藤さんの凄さを感じたことも申し添えます。第一次ベビーブーム世代にもかかわらず、歩きは軽快で、沢においても迷うことなく安定した歩行で、仲間の方と話す中で、自分たちも佐藤さんと知り合ってそれに驚かされつつ、御一緒いただく中でそれに付いて行けるようになったと伺いました。油断していれば簡単に視界から消えてしまうほどで、一緒に行った滝仲間も舌を巻き、ついていくのは諦めたと言っていました。私は、意地でも付いて行こうと心に決め何とか離れることなく付いていくことができましたが、歩くのが早いと言われることが多い私でもなんとか付いて行けるほどでした。

人柄だけでなく、そういった姿を拝見して、改めて自分もこの先々もこのようになりたいと強く感じました。
この場を借りて改めて、佐藤さん、中泉さん、小谷部さん、土谷さん、川見さん、ながのさんにお礼を申し上げます。
ありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願いします。
チェック

モーカケの滝

2016.09.19(Mon)

福島県桧枝岐村にある「モーカケの滝」

尾瀬に向かう途中に駐車場があり、その先にある展望台からの遠望が基本ですが、滝壺に行こうと思い立ったのが約3年前です。
その後、アタックを予定するも、ことごとく台風、豪雨等の災害で断念し、ようやく積年の課題をクリアするときが来ました。
訪問は、9月17日です。

なお、普段ならもっと下調べをしてアタックするところですが、「七入橋からモーカケ沢を進めば良い」「平坦な沢を進むだけ」「約30分」「簡単」という断片的な情報だけで行ってしまったため、無駄に時間を費やしてしまいました。
あえて、そこを伏せ、短縮できて安全なルートだけを書くことは可能ですが、恥をさらすのも承知で、進んだルートについてもきちんと書こうと思います。
(ここまで書くと、すごいミスをしたかのようですが、ただ断片の情報をもとに七入橋からひたすら沢を進み、短縮ルートを使わなかったというだけです。)

<アクセス>
国道352号を西に進み、尾瀬を目指します。登り口に当たる七入に大きな駐車場があり、ここに駐車してスタートします。

<アプローチ>
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七入バス停のすぐ先に七入橋があります。
ここから、今回は七入沢に降りて遡行し、約400m進んだ先で左手から流れ込んでくるモーカケ沢に入りました。
沢はヌメる岩で黒ずんだ苔のほか、藻がたくさん生えていて、かなり滑りやすかったです。しかもところどころ深みがあり、意外と歩きづらい印象です。
モーカケ沢に入ってからも基本的に沢の渓相は同じです。藻は下流に多く、上流に進むにつれほとんどなくなりましたが、深いところは、樹林帯に退避しながら進めますが、基本的にかなりの藪の中になります。

モーカケ沢に入って約100mすると、木の橋が見え、左右に遊歩道が延びています。つまりは、ここから沢に入れば安全かつ楽だったのです。
ここに来るには、七入橋から登山道に向かい、「尾瀬自然観察の森遊歩道」の看板に従って右に入ってまもなく、左手奥に七入山荘が見えるところで同様の看板があり、その下に「モウカケの滝入口」とあります。これをずっと進むと展望台に出るのですが、途中で七入沢を渡るところにある橋がこれです。
そのため、このルートを辿れば、約10分ほど短縮でき、かつ、少なくとも序盤は楽に行けます。

この橋を越え更に沢を遡行します。基本的に、ほぼ平坦なのは変わりませんが、深みがある、ヌメる、退避できる樹林帯は藪漕ぎというのも同様です。
橋を越えて約30分で樹林越しにモーカケの滝が見えてきます。そこからは急にゴロゴロした大岩を越えていきます。
滑りやすいところも多く、真ん中・右岸・左岸とルートを見極めながら進み、最後は右岸を少し直登して小さく高巻き、約15分ほどで滝壺に到着です。

往路の所要時間はおおむね以下のとおりになると思います。
七入駐車場~七入橋  約5分
 ・ルート1 七入橋~(沢遡行)~遊歩道の橋  約20分
 ・ルート2 七入橋~(遊歩道経由)~遊歩道の橋  約10分
遊歩道の橋~モーカケの滝直下  約45分

駐車場からだと約1時間(ルート2の場合)ですが、おそらく以前にいくつかのサイトで見た30分から40分程度というのはこの遊歩道にかかる橋から入渓した場合かと思われます。年々、災害の影響で状況は悪くなっていますし、今後、更に行きづらくなる可能性は十分高いでしょう。

さて、直下から見上げるモーカケの滝、なるほど裳をかけたような美しさです。
しかも直下の岩が抉られ、オーバーハングして落下してくる姿は、女神三滝の白糸の滝にも似ています。
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左岸から入れば、最初は思いっきり濡れますが、そのあとは、濡れずに裏見もできます。
ただ、滝直下に落ちている巨岩、そして岩肌を見ると、いつ姿が変わってもおかしくない状況です。
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現に、動画を撮るために裏見をしていたとき、上で「ミシッ、ギシッ、バキッ」って音がしました。この音で慌てて退避しましたが、あとで動画を見返してみると、小さな岩の破片が落ちてきました。
したがって、裏見をするにしても、かなり注意して、しかも覚悟をもって行かないと、運が悪ければ巨岩の下敷きになって昇天(又は地獄行き)です。

最後に、ざっくりとまとめを。
七入橋から入渓せず、遊歩道を進み、モーカケ沢にかかる橋から入渓すること。
ほとんどの行程は平坦ですが、基本的にヌメりがあり、深みもあり、樹林帯は藪漕ぎになること(沢靴はアクアステルスよりもフェルト推奨)。
滝が見えてから直下までは巨岩帯を乗り越えること。
裏見はできるものの、岩が脆く、いつ崩落してもおかしくないこと。

注意点ばかりを書きましたが、約1時間で、さしたる危険箇所もなく、あの美瀑を見ることができるのですから、ある意味お手軽な部類とは言えるかもしれません。
遠望でも確かに綺麗ですが、直下からの美しさはその比ではありません。
ある程度、沢歩きに慣れた人なら、ぜひ直下から見てもらいたいと思います。
チェック

阿武隈源流本沢(赤滝ほか)

2016.09.03(Sat)

福島県西郷村にある「阿武隈源流本沢」

阿武隈源流部には、大きく分けて、今回訪問した本沢以外にも、一里滝沢、南沢、白水沢があります。
その中でも本沢の代表格、赤滝は、恐竜の背骨、ゴジラとも称されるインパクトの大きい特徴的な滝ですが、この滝に逢いに、滝仲間と総勢5人で行ってきました。
訪問は、8月27日です。

前夜から雨で、この日も小雨とはいえ、ほぼ降り続いていて、沢はかなり増水していました。
雄滝までで引き返すか、行けるところまで行ってみるか、ギリギリまで迷った挙句、唯一の経験者で案内人の「鉄砲水はない」の一言、そしてメンバー全員そこそこの経験は積んでいること、他のメンバーの表情等から、最終的には行けるところまでの選択をし、結果的には赤滝まで行ってくることができましたが、個人的に懸念した帰路の増水は予想どおりで、参加した以上は個々の自己責任とはいえ、企画した身としては仮に参加者に何かあれば私の責任ということもあり、全員が無事に帰ることが至上命題ですから、その意味ではアタックすべきではない状況だったことを申し添えます。

<アクセス>
国道289号を西に進み、安心院トンネルを抜けてすぐ、甲子温泉大黒屋方面に左折し、下ります。急カーブを過ぎると間もなく数台分の駐車スペースがあり、この少し下った先に林道があり、ここから入ります。すぐ、甲子大橋の橋脚下をやりすごしつつ進んだ先が本格的なスタートとなります(アプローチ図①)
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なお、駐車スペースは、林道入口よりもう少し先にもあります。

<アプローチ>
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林道を約15分進むと、「危険につき沢の方へ迂回してください」の表示(アプローチ図②)があります。
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以前はこのまま進めたのですが、崩落により迂回せざるを得ないため、一度沢に下ります。
左手に堰堤が見えたところで、沢から山道に入ります。
すぐに分岐(アプローチ図③)(訪問時、青いトタンあり)があって、よく見ないと再び沢に行ってしまいがちですが、そのまま左側に向かって山道を進むのが正解です。
仮に沢に下りてしまったときは、その先の堰堤を越えることができないため、右岸の急斜面を強引に攀じ登る必要があります。
山道を進んで、ロープを伝って沢に下りる(アプローチ図④)と、堰堤のすぐ上に出たことが分かります。
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ここからは基本的に沢の遡行になりますが、訪問時はかなりの増水であったため、途中、右岸・左岸と移動し、歩けるところを進みましたが、通常の水量であれば基本的に沢をそのまま進んでいけそうです。
途中、有名な(?)「阿武隈川ひとまたぎ」がありますが、このときはかなりの増水で危険でした。
何箇所か、鎖場、ロープあるいはフリーでへつりながら進んでいくと、スタートから約1時間40分で雌滝(アプローチ図⑤)に到着です。
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落差は決して大きくはないものの、オーバーハングした断崖から落下する直瀑で、濡れずに裏見ができます。滝壺は広く、訪問時の悪条件ですら、美しさが分かるほどでした。この上に渓流瀑帯があり、落差15mというのはそれを含めてのものかと思われます。

ここからわずかに戻ると、右岸に鎖があるので、この岩場を直登します(アプローチ図⑥)
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そこから尾根筋を進んでいくと、分岐があり右下に雄滝が見える(アプローチ図⑦)ので、踏み跡を辿って下って沢に出て少し遡行すると、雌滝から約10分で雄滝(アプローチ図⑧)に到着します(約60mの登りと下り)。
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本沢最大クラスの落差50mの直瀑で、豪快かつ端正な姿は爽快です。
このときはかなりの水量で、近づくと息ができないほどの瀑風でした。
ここも本当は美しい滝壺を有していますが、増水のために楽しむことができなかったのは残念です。

更に先を目指すため、約60m登り返して尾根筋に戻ったら、そのまま約100m登っていきます。帰路に気づきましたが、結構な痩せ尾根なので、足を踏み外さないよう気をつけましょう。
ここからロープ伝いにトラバースするとルンゼが出てくるので、ここからもロープも使いながら約20m攀じ登ります(アプローチ図⑨)
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トラバースしてからルンゼに取り付くところは、かなり岩肌が脆くなっており、落石も多いので、慎重に進む必要があります。

ルンゼを登りきったら、ここからはひたすら沢を目指して下ります。
緩やかに下って行くと間もなく、急斜面に出るので、安全を期すならザイルを出したほうが良いかもしれません。なくても行けますが、安心感が違います。
途中、踏み跡が少し不明瞭になりますが、歩きやすいところを見極めながら下って行くと、天狗滝が見えてきます。
沢まで下りると、ここは本沢の枝沢、天狗滝沢となっており、少し遡行していくと、雄滝から約1時間で天狗滝に到着します(アプローチ図⑩)
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この天狗滝、荒々しさが特徴的な阿武隈源流本沢にあって、唯一の安らぎの形状をしている滝といえるかもしれません。落差30m、直瀑と分岐瀑の組み合わせは、なかなかの美しさです。

天狗滝沢を下って行くと、本沢と合流します。
なお、少しルートから外れ、本沢を下って行くと雄滝の少し上流部に、約30mの無名瀑が左岸から落ちています。また、天狗滝沢と本沢が合流するところはいくつかの小滝がありますが、最下流部の幅広のもの(アプローチ図⑪)は、なかなかの美しさです。
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沢の水が少ないときは、天狗滝沢から本沢に下りてしまって良いのかもしれませんが、そのままは進めなそうでしたので、天狗滝沢から本沢に落ちる小滝の上を渡って、トラバースして淵となった激流をやり過ごしてから本沢に下ります。

本沢に出たら、そのまま遡行していくと、2つの沢の出合いが見えてきます。一見すると正面が本沢と思いがちですが、こちらは地形図に出ていない赤滝沢ですので、まずは右手の本沢を進みます。
間もなく見える滝が霧降滝で、天狗滝から約30分で到着します(アプローチ図⑫)
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霧降滝は、岩肌で形を変えながら落ちており、ここは濡れるのを覚悟すれば、裏見ができます。直下から見えるのは約15mですが、その上に連瀑帯があるようで、落差20mは、それも含めてのものと思われます。
なお、本沢はこの上にも滝がいくつかあるようで、沢ヤはそちらを詰めていくようです。

本沢を下り、赤滝沢に入っていくとすぐ奥手に、念願の赤滝が見えます。霧降滝からは約5分ほどなので、すぐ近くです(アプローチ図⑬)
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落差50m、金属イオンにより少し赤みがかった岩肌、まさに恐竜の背骨のような、ゴジラとも称されるこの赤滝は、他に類を見ない独特の形状をしています。
自然の力を思い知らされるとともに、どうやってこの形状となったのか、時の流れに思いを馳せたくなります。
この本沢筋の滝群はどれも素晴らしく、それぞれが単体でも訪れる価値のある滝ですが、赤滝を見た瞬間、それまでの個々の感動がすべてリセットされてしまったかと思えるほどに、この赤滝は素晴らしく、また、印象深い滝です。
ここも滝壺はなかなかの美しさを見せてくれました。
念願の赤滝を見ながらの昼食は、ことのほか格別でした。

赤滝まで約3時間半、危険箇所、不明瞭箇所もありますが、特に赤滝は行くだけの価値のある素晴らしい姿をしていますので、次回は、晴れの日、通常の水量のときに行きたいと思います。

なお、足回りですが、沢歩きが主体となり、へつりもあるので、沢靴が良いでしょう。
ソールは、ステルスのラバーソールでも、一般的なフェルトソールでも大丈夫かと思われます。

崩落等により以前とはルートが変わっていること、沢の渓相によっては進むルート・難易度・危険度も変わってくるので、注意は必要です。基本的にマーキングはありますが、ところどころルートが不明瞭なところもあるので、ある程度の熟練者以外は、案内人がいたほうが安心だと思います。
チェック

背戸峨廊

2016.08.04(Thu)

福島県いわき市にある「背戸峨廊」

2009年に一度周回コースで歩いてきましたが、その後、東日本大震災で長いこと通行止めとなっていて、昨年一度復旧しましたが、関東・東北南部を襲った豪雨によりまた通行止めになり、この7月16日にようやく復旧しました。
この情報をくれた滝仲間さん含め3人で解禁を噛み締めつつ、行ってきました。
訪問は、7月31日です。

なお、この一風変わった名称は、いわき市出身の詩人・草野心平が名づけたもので、隠れた岩壁が切り立ったところという意味合いとのことです。
ゴルジュのことを背戸・瀬戸ということもあり、また、アイヌ語との関係もあるのかもしれませんが、ガロー・峨廊といった名称も谷の間を川が流れる渓谷という意味もあるので、ともに似たような語源にはなっていますが、その名が語るとおり、低山地であるにもかかわらずゴルジュの様相が見事な渓谷です。

<アクセス>
県道41号の江田駅近くにあるトイレ併設の駐車場のすぐ先、右に入る道から橋脚下をくぐって少し進むと間もなく、背戸峨廊の駐車場となっており、ここからスタートします。

<アプローチ>
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ここには、正式には滝ではなく淵であったり、仮称にとどまる滝であったりも含めると10数本の滝があります。
駐車場をスタートし、間もなく沢に降りるルートを辿ると、約10分で「廻り淵」に到着します。
更に右岸沿いのルートを進んでいくと約7分で「トッカケの滝」が現われます。
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沢に入れば色んな角度から楽しめますが、右岸を進むと滝のすぐ横に立つこともできますし、水量も安定していて、なかなか良い滝です。
ここにかかる梯子を登って行くと間もなくゴルジュに掛かる滝が見えますので、トッカケの滝落ち口付近から沢に降り、落ち口を渡渉すると正面に「釜ん淵下流の滝」を見ることができます。
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落差はそれほど大きい訳ではないものの、幽谷の雰囲気が味わえる趣深い滝なので、ここはぜひ沢に降りることをお勧めします。
ここから約25分ほどで右岸奥の枝沢が「不動滝」となっていますが、奥まっている上、水量はほとんどなく、荒れたところを近づくほどではないと思います。
更に沢沿いを進むと約12分で末広がりの姿が綺麗な「片鞍の滝」に着きます。
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ここも結構広い滝壺を持っていますが、左右に移動すると雰囲気が異なり面白いです。
ここから左岸の梯子を登り、更に進むと約10分で屈曲しながら落ちる姿が特徴的な「龍門滝」です。
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段瀑と斜瀑の複合型になっているため実際の落差ほどに感じませんが、なかなか見事です。
更に約15分で、「黄金とろかし」、「黒鍋の淵」へと続きます。
右岸の梯子を登っていき、約10分で、左岸を登る道に進まずそのまま沢を行くと黒々とした深い滝壺を持つ「龍の寝床」ですが、崩落が進み、滝壺は以前よりだいぶ小さくなっています。
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コースに戻って竜の寝床を見下ろしながら進むとすぐ、上流部にある「心字の滝」を俯瞰できます。
更に進んで約7分、岩肌を滑り落ちる文様が印象的な「鹿の子滝」です。
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ここも見る位置で色んな姿を感じられますが、左岸寄りからできるだけ近づいて見た姿はなかなか特徴的です。
ここから左岸の梯子を登っていくと間もなく、すぐ上流に形を変えながらうねるように落ちる「見返り滝」が見えます。
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更に10分ほど進むとこの渓谷のクライマックス、「三連の滝」です。
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上の二段はよく見ないと確認できませんが、下段部は水量も豊富な綺麗な直瀑になっています。

沢登りコースはここで終了となり、尾根コースから戻ることになります。
なお、沢登りコースは歩く時間だけなら2時間ちょっとですが、撮影・休憩等を含めると3,4時間程度見ておいたほうが良いでしょう。
帰路の尾根コースに入り、約10分登っていくと早回りコースとゆっくりコースの分岐です。
前者は40分、後者は1時間の表記がありますが、手書きの時間がいくつか記載され、曖昧です。
前者はそこそこ勾配のある登山道を上り下りしながら戻るルートで、後者は遠回りで尾根筋の緩やかな登山道を戻るルートで、以前は後者のゆっくりコースで約1時間程度でした。
今回は早回りコースで戻りましたが、休憩なしで約55分でしたので、手書きの1時間とか1時間20分の表記はあながち間違っていません。
もしかすると、次第に荒廃していることにより、所要時間も長くなっている可能性は否定できません。
ゆっくりコースの出口も以前と変わったみたいですし、こちらも所要時間は手書きのほうを信用したほうが無難でしょう。

このコース、基本的にルートは整備されているので、登山靴でも問題はありません。
実際、登山靴で散策に来るハイカーは結構多いです。
ただ、沢靴で水の中を積極的に歩きたくなるコースなので、個人的には沢靴を推奨したいです。
以前はまだまともな沢歩きをしたことがなく、フェルトソールの沢靴で行きましたが、ルートに沿って進みました。
今回は、アクアステルスソールの沢靴で行きましたが、フェルトのほうがグリップが良さそうと感じるところが何箇所かありました。
そういうわけで、今回はシャワークライムはしませんでしたが、廻り淵、龍門滝、龍の寝床、心字の滝などは、登っていけそうな印象を受けましたので、これは次回訪問時の宿題としたいと思います。

ただ、一般の方への注意として、昨年の豪雨により、何箇所か大きな崩落・倒木が見受けられ、災害の爪痕が痛いほど感じられます。
元々、鎖場、梯子などが多いコースでもあるため、遊歩道完備の散策路とは思わないでください。
実際、滑落による死亡事故も過去に起きています。

今回、何箇所かの荒れた姿を見て悲しい気持ちになりましたが、人の手によるものではなく、災害による自然の姿とも言えます。
もちろん、これも自然の1つとして受け入れつつ、時間がかかっても、以前の美しい姿を取り戻して欲しいところです。
チェック

鼓滝

2015.12.06(Sun)

福島県福島市にある「鼓滝」

高湯不動滝の下流に位置し、情報も少なくあまり知られていない幻の滝とも言えます。
訪問は、11月28日です。

<アクセス>
県道70号から信夫温泉方面に入り、さらに林道を進みます。基本的に舗装されていますが、廃道となっており、道も狭い上、落石等も多いので、注意が必要です。県道から約1.5キロ進むと、急な左カーブの約100m手前に大きな倒木があり、その前のカーブ付近に駐車してスタートします。

<アプローチ>
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廃林道をしばらく進みます。
舗装されており、ところどころガードレールのある道ですが、廃道ゆえか、崩落、欠損、落石、倒木、藪等が見受けられます。
最初の分岐は、上(右)に進みます。藪が多くて道に見えないかもしれませんが、気を付けていれば見落としはないでしょう。

約10分進むと、大規模な崩落と倒木があり、強行突破も可能だと思いますが、右上から小さく迂回したほうが安全です。
なお、迂回ルート上にはまるで邪魔するかのようにバラ科の木がたくさんあります。

次に出てくる分岐は、下(左)に向かいます。
堰堤が見えたら、木の根等を利用して数メートル下の沢に降下しますが、斜面の足場は意外と脆いです。
なお、ここまでで約2キロ、時間にして約40分です。

沢に下りたら、あとは上流を目指して進むだけですが、渡渉するなり、左岸を進み続けるなり、沢を遡上するなり、それぞれ進みやすいルートを選びましょう。
ところどころ巨岩もありますが、難所はありません。
沢に下りてから約500m、時間にして約20分で滝前に到着です。

落差約40mあり、豪快な部分と繊細な部分も垣間見えるような複雑な形状で流れ落ち、しかも下段付近の抉れ、周囲の深い滝壺と岩肌と相まって、なかなか見事です。
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アプローチ上、ルートは荒廃し、藪が多いことから落葉時期を狙いましたが、緑か紅葉に彩られた姿を見たいと感じます。
マイナーだけれど、とても美しい滝です。
訪問する人も少ないことから、滝前はありのままの雄大な自然を体感できます。

なお、帰路につこうとした矢先、岩の上に動物の糞がありました。大きさと形状から、「もしや?」と思いましたが、案の定、ツキノワグマのものだったようです。結構新鮮だったので、同日の朝、あの辺を徘徊していたのでしょうか。
情報によるとあの辺りは熊の巣穴も多いようです。
難所はありませんが、むやみやたらに彼らのテリトリーを侵すべきではないと思いますし、行くにしてもそれなりの装備・意識でアタックすることが大事でしょう。
チェック

湯川渓谷

2015.08.07(Fri)

福島県二本松市にある「湯川渓谷」

安達太良山塊には数多くの滝がありますが、そのうち一度に数多くの滝を楽しめる渓谷です。
名のある滝は5つで、登山道からも見ることはできますが、それでは面白みがないので、沢登りで踏破してきました。
訪問は、8月1日です。

<アクセス>
国道459号から県道354号に入ると、間もなく安達太良山塩沢登山口駐車場があります。ここに駐車し、登山道からスタートします。

<アプローチ>
遡行図

登山道を約15分進み、分岐の馬返しを右に向かい(①)、3分ほどで沢に出たら入渓します(②)。
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40分ほど進むと、最初の5m小滝が現れます(③)。右岸・左岸どちらでも行けそうですが、右岸の直登で簡単に突破でき、4分ほど進むと、2mほどの綺麗な段瀑が見えます(④)。
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更に40分ほど進むと、三階滝F1・F2に到着します(⑤)。
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残念ながらF3はこの位置から見ることはできません。
ピンクテープを頼りに右岸を登ると、登山道から続く踏み跡が見えます。
少し上流部へ進むと梯子があり、これを使って踏み跡から三階滝F3に出ることができます(⑥)。
なお、三階滝をそのまま登ることもできるようですが、ザイル等があったほうが良さそうです。
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ここから渓流瀑帯(⑦)となり、この前後にはいくつか釜があり、腰上くらいまで浸かりそうな場所もあります。底が見えないときは、左岸を高巻いて降下したほうが良いかもしれません。
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渓流瀑帯から20分ほどで相恋の滝が見えてきます(⑧)。
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ここから穏やかなナメを進むと10分ほどで八幡滝(⑨)です。
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いよいよ湯川渓谷の核心部に近づいてきたところで、二股に分かれますが、その出合い右股にかかるのがこの八幡滝です。

ここの左岸から簡単に登れるので、あとはしばらく傾斜のあるナメを進んでいくと10分ほどで中の滝です(⑩)。
ここも左岸から登れますが、岩が滑りやすくなっており、帰路は左岸の踏み跡を使って藪漕ぎで迂回したほうが安全です。
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10分ほどで斜瀑があり、ここは天然のウォータースライダーとも呼ばれるようです(⑪)。
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このあと10分ほどで最後の滝、霧降の滝に出会えますが、途中に大規模な倒木地帯があります。
八幡滝から中の滝を経由して霧降の滝まで向かうコースは、以前は登山道の1つのコースとなっていましたが、今では危険につき廃コースとされていますから整備されることもないでしょう。
倒木等が進めば、いずれ霧降の滝まで向かうルートも寸断され、幻の滝と化してしまうかもしれません。
こうして到着したのが、このコースの最終地点、霧降の滝です(⑫)。
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湯川渓谷のクライマックスを飾るにふさわしい、見事な滝で、見ていてまったく飽きることがありませんでした。

ここまで約3時間の行程でしたが、帰路は八幡滝まで下ってから登山道に出て、そこから下山してきました。
駐車場まで約1時間20分でしたので、往復4時間20分、休憩・撮影等も含めると、約6時間程度の行程となります。

完全に沢を進むも良し、危険を感じたら部分的に巻くも良し、なかなかバリエーションに富んだ楽しいコースです。
なお、沢コースを進むなら当然に沢靴必須ですし、ヘルメットもあったほうがいいです。
岩肌は場所によって地質が異なるようで、グリップが良く効く場所もありますが、上流部の黒い岩は苔によるヌメりがかなり強く感じました。ソールはアクアでもフェルトでも大丈夫でしょうけれど、総じてみるとアクアのほうが良いかもしれませんね。
また、なくても大丈夫ですが、もしものために補助道具(スリング・カラビナ・ハーネス・ザイル等)はあると安心でしょう。
チェック

不帰の滝

2014.10.26(Sun)

宮城県蔵王町にある「不帰の滝」

「かえらずのたき」と読み、滝名の由来は蔵王町観光協会HPによると、『滝の名前の由来は、その昔、ここに鬼ばばが住んでいて登って来る男どもを捕まえて生き血を吸ってはこの滝に落としました。そこで、あの山へ行った者で帰って来た者はいないということから「かえらずの滝」と呼ばれるようになったという説と、訪れる人が帰るのを忘れて見惚れるという説があります。』とのことです。
どちらも分かる気はしますが、直下から見た実感としては、圧倒的に「見惚れる」説に共感します。

以前は滝壺に行こうとは思ってませんでしたが、最近知り合いが結構行っていることもあり、行きたいと思っていたところに滝仲間から声がかかり、2人でアタックしてきました。

この日は以前から思うところがあり個人的にはあまり外出したくなかったのですが、何ができる訳でもなく、行けるチャンスは多くないかもしれないので、決行しました。
訪問は、10月25日です。

<アクセス>
県道12号沿い、蔵王寺の向かい側にある登山者用駐車場に駐車でき、ここが起点になります。

<アプローチ>
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駐車場の一番奥、看板のあるところが入口になっています。
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舗装された登山道を進み、しばらくすると朽ちた運搬用ケーブルがあり、右手にはベンチとテーブルがあります。
ここから左手が登山道となっており、九十九折の道を下っていきます。濁沢まで約180mほど高度を下げますが、勾配は急ではないので、それほど大変ではありません。
途中、振子滝が展望でき、ここからは不帰の滝への前衛滝のうち1つめも見えます。
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濁沢に出ると、そこから橋がかかり登山道が続きますが、そちらには進まず、ひたすら沢か、沢沿いを上流に向かっていきます。
1つめの前衛滝が見えたら、左岸から巻きます。岩はホールドしやすいとの情報でしたが、すぐ横の斜面を木を利用しながら簡単に突破できます。

更に沢を進むと、右岸が崩落によるガレ場となっており、ここから2つめの前衛滝が遠望できます。この突破方法はいくつかあり、前衛滝右岸をよじ登る、すぐ手前の崖をよじ登る、ガレ場の斜面をよじ登る等、人それぞれです。
私達はガレ場ルートを選びましたが、浮石が多く、すぐ崩れるので注意は必要です。できるだけ左右の端を通るほうが良いと思います。トラバースするときは、しっかりした岩を見極め、早めに突破したほうが良いでしょう。
私はガレ場の右側から、途中、藪の中に入り木を利用して登りました。
沢から100m弱、高度を上げてから、藪の中をやや下るようにトラバースしていくと、全景が見えます。
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ここから足場に注意しながら下って行くと、意外と簡単に滝壺まで降りていくことができます。

所要時間は、駐車場から濁沢まで約40分、更に滝壺まで約40分、計1時間20分ほどでした。

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駒草平からの展望だけでも、見事な滝であることは分かりますが、滝壺まで行くと、既に別次元の凄さがあります。
退いて全景を楽しむも良し、寄って右岸・左岸・正面から楽しむも良し・・・見る角度で姿が異なるので、まったく飽きることがありません。
蔵王随一の名瀑ですが、全国でも屈指の名瀑と言っても過言ではないと思います。
約1時間、のんびり滝を楽しんだ後、離れがたいのを堪えつつ、帰路につきました。

訪問に当たっては、滝仲間のHPやブログを参考にさせていただきました。
双門の滝以来、「危険」の感覚が麻痺しているのは事実ですが、思いのほか危険はありませんでした。
「2つめの前衛滝をどう越えるか?」が肝で、これは往路・復路どちらにも言えますが、ルートさえ間違わなければ、怪我で済むので、そこは気持ち的に楽でした。双門の滝みたいに、落ちたら確実に屍と化す訳ではありませんから。
岩が落ちてくるとか、ガレ場で岩もろとも滑落とかすれば死が待っているでしょうが、近くに三途の川があるので、あちらの世界へは早いでしょう。

ただ、一般向けではありませんので、安易な気持ちでは絶対にアタックするべきではありません。
行かれる方は、あくまで自己責任でアタックしてください。
安全対策として、ヘルメット必須、アクアステルスの沢靴推奨です。

※現在、すぐ上にある御釜が白濁したことを含め火山活動情報が出ていますので、注意が必要です。
チェック

奥入瀬渓流

2014.07.29(Tue)

青森県十和田市にある「奥入瀬渓流」

何度も訪れている場所ですが、今回初めて、下流部の焼山から上流部の子ノ口までの約16キロを歩いてきました。
今回は渓流ですが、滝もたくさんある場所です。
同じ県内在住の滝仲間と私の地元で合流し、青森入り。
前日の暗門の滝に引き続いて、青森の景勝地を巡りました。
色々悩み等も抱えた中、以前から決まっていた計画でしたが、幸い、この旅で多少なりともリフレッシュにはなりました。
訪問は、7月20日です。

<アクセス>
国道102号、十和田湖畔の子ノ口から、約15キロ下流の焼山まで、散策路があります。
路線バスがあるほか、ところどころ、短時間なら路肩駐車も可能ですが、あまりお勧めはしません。

<アプローチ>
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下流側、おいらせ渓流観光センター駐車場に駐車し、遊歩道を利用し、上流部となる子ノ口を目指します。
途中、国道の路肩を歩く部分もありますが、基本的に、渓流沿いに遊歩道が整備されています。
石ケ戸などバス停もあるので、途中から、又は途中まで散策する人のほうが多いと思います。

基本的に、下流部は渓流美が楽しめ、中ほどからは滝が連続しているコースです。
国道脇に落ちる滝もありますが、既に何度か来ていることもあり、正直どうでも良い滝はかなりスルーしています。
前日の雨もあり、渓流は濁りもありましたが、それでも美しい渓流を楽しむことができます。

○下流部の渓流
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○中間地点より少し手前、雲井の滝
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個人的に、奥入瀬で双竜に次ぐ名瀑です。

○雲井の滝の上流にある双竜の滝
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奥入瀬にある名のある滝の中で唯一、案内板もありません。
今回で4度目の訪問となりましたが、初めて自分(+同行者)以外の人がいました。
先頭はガイドのようでしたが、一応、それなりの装備・経験がないと、怪我の危険もある中、スニーカー程度で歩きもおぼつかない若い女性もおり、「こんな人を連れてきて怪我したら、立入禁止になってしまうのではないか」という懸念が頭をよぎりました。
ひっそりと落ちているから良いのですが、訪れる人が増えるのは悪いことではありません。
ただ、安易に入って荒らしたり、準備不足で怪我をしたりといった人為的理由で近づけなくなることは願い下げです。
踏み跡もしっかりありますが、あえてこちらには詳細は書きません。
一つ言えるのは、柱状節理の岩肌と、その名の如き二条の流身が力強さと美しさを兼ね備えた素晴らしい滝であるということです。
なお、双竜の滝から遊歩道に戻った時点で、スタートから3時間半経過していました。
双竜の滝では時間を使いましたが、それ以外はかなり端折っていたにもかかわらず、予定よりかなりの遅れです。

ここからは、かなり巻きで歩きます。
結果的には残りの行程を1時間半弱で歩きました。

このあとも、対岸にある滝をお預けをくらった気分で見たり、渓流を楽しんだりという行程が続きます。
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この写真は九段の滝ですが、ここから銚子大滝に向かう遊歩道には、枝の茂った大きな倒木が覆い被さっていました。
普段のクセもあり、そのまま何事もなかったように突破しましたが、倒木箇所の両側に何人か、散策者が立ち止まっていました。このときは、突破前か突破後だろうと安易に思いましたが、普通に考えれば、ただの立ち往生ですね。
普通の方は、ちゃんといったん遊歩道に戻ったほうが賢明だと思います。

○銚子大滝
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一般的には、これが奥入瀬渓流の中で代表的な景勝地なんでしょうけれど、個人的には人が多すぎて、あまり良さを感じられません。

○五両の滝
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渓流で最上流部にある滝となります。

このあとは、子ノ口までノンストップです。
結局、5時間弱の行程でした。
子ノ口からはバスで焼山に戻り、りんごソフトクリームを食べ、お土産を購入し、連泊の酸ケ湯温泉旅館に戻りました。

予定ではもう少し早く周れる想定でしたが、天気の問題もあってスタートが遅れたことも影響し、後半はハイペースで歩いたため、渓流をゆっくり満喫という訳にはいかなかったのは、次回への反省材料です。

翌日は十和田湖南部、秋田県鹿角市(大湯温泉エリア)の滝をいくつか見て、昼頃には高速道路に入り、休憩を挟みながらのんびり帰ってきました。
チェック

プロフィール

すずき

Author:すずき
滝を求めて、趣味のカメラを携え、東奔西走しています。
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